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エネルギー自給への道

2024.2.7 / michi /

寒い日々がまだまだ続きそうですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

幾つかのお問い合わせを受け、この記事を書かせていただいております。

 

・エネルギー自給の必要性

・ウッドボイラーの有用性

・ウッドボイラーの発展性

 

今回はこのあたりをウッドボイラーを軸に書かせていただこうと思います。

 

 

世界情勢からみても化石燃料由来のエネルギーにすべて頼り切ってしまうのは、

不安定かつ沈みゆく船に身を任せるような気がする方も少なくないのではないでしょうか。

しかしながらこの日本において、安定してエネルギーを確保できないことは生死に直結します。

 

そこで。

 

私たちが実践しお勧めできると感じているのが、エネルギーの自給に向けて舵を切ること。

 

私たちは日本において手に入れやすく持続可能性の高いエネルギー源として、

木材に代表される木質系バイオマスを選びました。

それらを燃焼させることにより得られる熱をエネルギー源とする、

人類として最も原始的な方法に立ち帰ることにしたのです。

(導入時の記事はこちら)

 

燃焼に抵抗を感じる方も多いでしょう。

しかし木質バイオマスの燃焼は植物が貯めこんでくれた太陽光エネルギーを取り出すための行為であり、

放出される二酸化炭素も、その植物が生前に吸収してくれた量を超えないものと考えられますし、

森林内に放置された倒木等を含む残地木材は分解されるまでの非常に長い期間、二酸化炭素と、より温室効果が高いとされるメタンガスを発生し続けることも考慮に入れるべきかと思います。

また煙に関しては、都市部でも問題なく安全かつクリーンに排煙できる装置が生まれています。

 

 

私たちが選んだ木質系バイオマスボイラーは名古屋に本社のあるATO(エーテーオー)社のウッドボイラーでした。

このボイラーをお勧めできる理由についてもお伝えしながら、

ウッドボイラーの有用性と発展性についてのお話をさせていただくことにしましょう。

まずはボイラーですから、お湯を作ることがメイン機能です。

私たちのチョイスしたボイラーは上部に設けられた湯槽の中に沈められた熱交換器の中を水道水が通りお湯になる仕組みになっています。

ゆえに大きな貯湯タンクを必要とせずに理論上無限に給湯が可能で、宿の大浴場への給湯も、調理場への給湯もこちらでまかなえております。

 

 

さらにシステムを発展させ上部に設けられた湯槽内のお湯を館内に設置したパネルヒーターに循環させることにより、

館内暖房もこのボイラーでまかなうことができるようになりました。

 

給湯と暖房という、エネルギーを最も使う部分において非常に有用であることは、

これまでの記事でも紹介しております、どうぞご覧ください。(こちら)

 

そして、給湯で使うウッドボイラーの熱をさらに有効活用すべく発展させたアイデアが、

オープンに向けて動き出している薪火料理カフェの礎となった調理への転用でした。

 

 

簡潔に言うとウッドボイラーの熱源として使用中の熾火を利用し、

ダッチオーブンなどを介して、または直火として、食材を調理するのです。

それが原始から脈々と続く我々の遺伝子に働きかけるのか、

身体が喜ぶ食事と思わずにいられぬ仕上がりになることを知ってからというもの、

ガスの出番はさらに減りそれまで毎月十数万円の支出をしていたガス代においては、

バックアップとして併用は続けてはいるものの、月々数千円の請求に収まっております。

それが2月の厳冬期でも‼

(薪火料理関連記事はこちら-  

 

 

 

とはいえ、燃やす木質バイオマスがなくては何も始まりません。

このウッドボイラーをお勧めできる理由に加えたいのは、燃やせる木質バイオマスの幅が非常に広いと感じる点。

あらゆるタイプの木材はもちろん、ウッドチップや剪定したままの枝葉や竹(こちらも過去に記事にさせていただきました。前編 後編)や落ち葉、時に廃材さえもエネルギーに替えてくれます。

それを可能にしてくれる理由には大容量の燃焼室、

焼却炉がかつての本業と伺ったATOの技術による頑強な作り、

炉内をぐるりと囲む水によっても断熱された内部の燃焼効率の高さなどがあるのでしょう。

 

 

そして、このウッドボイラーに太陽光集熱器を組み合わせることで、

ボイラー上部湯槽の加温を行い木質バイオマスの消費を抑える、ということも可能です。

こちらも別記事がございますので、よろしければご覧ください。(こちら)

 

木質バイオマスの主な入手方法ですが、私たちは過去10年で延べ175haほどの山林を整備する中で入手してきました。

木材等の入手についてハードルが高く感じる方も多いかと思いますが、

その点についても各地域の状況を踏まえながらアドバイスさせていただける余地はあるものと思います。

また、私たちと交流もある森林総研(国の研究機関)がかつて、

木質バイオマスの安定供給とエネルギー利用技術について、

まとめた資料がありましたので貼らせていただきます。

森林総研における最近の木質バイオマス利用研究(1)~木質バイオマスの安定供給とエネルギー利用技術~

 

 

 

刻々と変化する時世の中、何もしないこそが失敗と捉えた日々の試行錯誤を、

これからもこうして記事に遺していきたいと思います。

ありがとうございました。

 

 

併記記事:「ウッドボイラー導入をお考えでしょうか。」

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