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竹取物語 (前編)

2022.11.19 / michi /

昔むかし…から多くの方々に身近であることでしょう、竹、バンブー。

 

その身近さはとんでもない繫殖力のゆえだったのかと、今となっては思います。

こちらに移住してから特に目にする、竹林に飲み込まれてしまった民家の数々。

 

 

その繫殖力に弊害を感じるのは何も里山に限ったことでは無いようで、

山奥においても森の力を取り戻そうとするならば、

まず竹林を駆逐することが必要な事例も多いと聞きます。

 

さて、この度我々は幾つかの試みを実行すべくご協力を得て、

竹の伐採に向かったのでした…そんな小春日和のお話。

 

 

向かった先はご協力者T口さん所有、西伊豆山奥寄りの集落に立つかつてのご実家。

20年間住む人が居なかったようで、度々訪れる程度だったとのこと。

 

そんな敷地のうちの広くを占める竹林は枯れた竹が幾重にも折り重なり、

竹林内への侵入を拒むかのような雰囲気をかもしておりました。

 

今回のテーマの一つが、竹を燃料として活用すること。

筍として有り難くいただくだけではとても追いつけませんし、既存の竹の処分にはなりません。

ウッドボイラーを有する我々にとって有用な燃料となり得ることを確信できれば、

土地や森林の整備と、エネルギー自給の効率的なモデルケースとなれますから。

 

 

もう一つは豊かな森に生まれ変わらせる取り組みにおいて、植樹する際の植樹ポットとしての活用。

プラ製品で苗木を運び保護するのではなく、竹筒を活用することで植え付け後気兼ねなく放置することができるはず。

建材としては耐用年数に難を抱える竹材も、ポットとしては土に還るスピードが利点になるでしょう。

 

もくろむ我々にとっては、たとえ見るも無残な状態の竹林であってもすべてが有用に見えます。

青々とそびえ立つ竹は植樹ポット利用へ。倒れて朽ちかけた竹は、乾かせばなおのこと燃料として即戦力になるはずです。

 

 

 

どのスタッフよりも無口に献身的に働くで有名な日産キャラバンに、荷台いっぱいテスト運用分の竹を積み込むまで1時間少々。

竹はとにもかくにも真っ直ぐで軽く、伐採のしやすさや安全性、運搬の容易さなどの優位性を痛感。

広葉樹をこの量を集めるなら一日仕事で腰はパンパン、キャラバンはシャコタンです。

 

 

ほほう、ここまではいい感じです。あとはモンドにて試すのみ。

その結果は…また後日。

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