環境省が主催する「グッドライフアワード2022」にて、「実行委員会特別賞 森里川海賞」を受賞しました。
2022.11.24 / /この度、環境省が主催する「グッドライフアワード2022」にて「実行委員会特別賞 森里川海賞」を受賞しました。
自伐した木材を用いてリノベーションした宿泊施設のLODGE MONDO -聞土-の運営
ウッドボイラーによる地場木材を使った熱エネルギーの地域自給
使われなくなった古道をMTBのトレイルとしてアップサイクルさせたYAMABUSHI TRAIL TOUR
そして、山と海のかかわりを体感してつなぐカヤックフィッシングツアー
これらの自分たちが展開させている伊豆半島の自然環境を活かした事業や取組を、このような形で対外的に認めていただけるのはとても光栄なこと。
この賞の評価基準は
「森里川海とそのつながりを豊かに保ち、その恵みを引き出す取組や、一人一人が森里川海の恵みを支える社会づくりに貢献する取組を表彰します。」
とある通り、僕たちがやっていることにどんぴしゃりとマッチング。
10年くらいかけて伊豆半島の山と海の全方位に遊びまわり、
自分たちで楽しみながら、ぐるぐるとまわして色々なサービスを造っていったらここまでやってこられました。
これからも多くの人に伊豆半島の自然を楽しんでもらえるような宿泊やアクティビティサービスを展開していこうと考えています。
※グッドライフアワードは、環境省が提唱する地域循環共生圏の理念を具現化する取組を表彰し認知を広げるためのプロジェクトです。
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と、このあたりで体面なお話は置いておいて。
ウッドボイラーと太陽光集熱器のシステムの話をすると
「よくそんなこと考え付きますね!」
とよく言われるのだけれど、
子供の頃に通っていた熊本のばあちゃんの家が薪と太陽光集熱器を組み合わせた風呂だったのでそれをただ真似しているだけです。
晴れた日は太陽光集熱器でつくられた風呂に入り、曇りの日は薪で火を熾して風呂釜をあたためる。
火遊びが大好きだったので薪を焚いて風呂を沸かすのが楽しくてしかたがなかった。
「風呂釜が冷めているから焚きはじめは竹が火力があってヨカ!」
と教えられたので、先日は竹を伐りに山へ行った。
そしてニトロみたいに燃え盛る竹の火力を手に入れた。
竹をポットにしてどんぐりを植え、竹ポットをつくったのも同じです。
広葉樹を伐採すると株からひこばえが育ち、新たな若木が育っていく。
ただシカが新芽を食べてしまい、自分たちで伐採した山の一部は自然更新が途絶えてしまったエリアが数か所できてしまっている。
ここに竹ポットで育てたどんぐり系の木を植える準備をしているところ。
子供の頃から夢中になって遊んでいた釣り。
陸っぱりからしかできない釣り人からすると「ずるい」と言いたくなるような自由な海の上のモビリティ。
ペダルドライブが付いたホビーカヤックはフィッシングカヤックのポルシェなんではないかと思うほど完成されています。
カヤックフィッシングツアーが加わったことで山と海を対にした最高のアドベンチャーツーリズムを構築することができました。
そして、微力ながらも自分たちが森の手入れをしていることはちょっとした誇りでもあります。
なぜなら、森と海とはつながっているから。
ツアーに参加された方はそれをぜひ体感してほしいのです。
それにしても、環境省アワードの授賞式が渋谷スクランブルホールというTOKYOケミカルシティのど真ん中で開催されるギャップよ…!
公園とかさ、郊外に行けば東京でももっと自然を感じされるところあるんじゃないのかな。
せっかくなんだからそこんところも本質的にやりましょうよ。
環境省のアワード取ったらことあるごとに大臣に祝電を送ってもらおうかと考えていたけど、環境大臣も変わってる…!
以上、環境省グッドライフアワード受賞のご報告でした。
この記事を書いた人
株式会社 BASE TRES 代表
西伊豆の山を【まわす】BASE TRESのシャチョー。幼稚園を中退する輝かしい学歴からスタートし、中学はもちろん不登校。修学旅行の積立金を返してもらったお金でテントを買い、一人旅へ出掛けるようになり早々とメインストリームからドロップアウト。
17歳にはヒマラヤのトレイルを歩きはじめ、その後カラコルムやアンデスへ。南米大陸をオートバイで走りまわったあと西伊豆へ移住。ギターを弾いて飲み代を稼ぐのがライフワーク。