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ニッポン、カヤック釣り紀行 【吉野川・徳島編】

2021.5.6 / 松本潤一郎 /カヤックフィッシング

瀬戸内海を楽しませてもらった愛媛を後にして、東へ。

徳島県へ向けて車を走らせる。

前回の旅はこちら → ニッポン、カヤック釣り紀行【瀬戸内海・愛媛編】

 

 

伊豆を離れて数日経ち、外食続きになると野菜不足になってくる。

そういう時は日本のどこにでもある便利なファミレスに駆け込み、2.3人前のサラダをむしゃむしゃと食べるとホッとする。

なるべくその土地のローカル食堂や居酒屋に行きたいけれど、たまのファミレスで生野菜を食べるのが長旅を気持ちよく続ける時の秘訣かも。

 

 

 

徳島市内の少し手前で高速を降り、吉野川を見に行ってみた。

この時までは徳島側からカヤックで海に出て、紀伊水道を釣ろうかなと考えていたけれど、滔々と流れる吉野川を見たらこの川でやりたくなった。

吉野川みたいな大きく開けた河川は静岡には無いし、太平洋・瀬戸内海と続いて最後が川というのもおもしろい。

特別に増水もしていないし、カヤックを出せそうな場所を探しながら吉野川に沿って徳島市内まで進む。

 

徳島では、いつも映像を作成してもらっているフィルマーの川口さんの家に一晩泊めさせてもらった。

以前、撮影してもらった映像がこちら ↓↓↓

 

・カヤックフィッシング

・e-MTB

・森の焚き火とハイクツアー

・ロッジモンド総集編

 

この4本のムービーを撮影してもらったので、その打ち合わせも兼ねての徳島訪問。

 

川口映像事務所

 

自然に寄り添った抑揚のある美しい映像を撮る人です。

アクティビティのムービーなんかだとドローンを飛ばして「バーン!」みたいなのが溢れているけれど、そう言うの自分は好きじゃない。

絶大な信頼を置いているフィルマーさんなので、気になる方はどんどん仕事の依頼しちゃってください!

 

 

夜は徳島市内にある居酒屋で瀬戸内海のマダイの刺身をいただいた。

スダチが添えてあるところがとっても徳島感。

 

正直、あんまりマダイが美味しい魚とは思ってないのだけれど、

(臭みがあったりして個体差が激しい、伊豆で釣れてもそんなにうれしくないw)

瀬戸内のマダイはちょっと別格に甘味があって旨い!

こんなに旨いのを知っていたのなら、昨日釣りあげてリリースしたマダイも締めてからクール便で家に送っても良かったなぁ。

こういう日本各地の海の幸事情を知って体験するのも、カヤック釣り紀行の楽しみのひとつ。

 

 

翌日、お世話になった川口さんにお礼を言って吉野川へ。

車を走らせて5分で到着。近い!

市内を真っ二つに切り裂くように海に流れ出る吉野川は河口近くになると幅1kmほどになる。

街のど真ん中にこれだけ広い空が見える空間がある土地、開放感があっていいな。

 

今回は吉野川橋の橋脚に付いているだろうスズキをカヤックから狙ってみる。

調べてみるとボートでこの橋の周りを狙う人たちもいるようだけれど、こっちはエンジンが付いていない無音で近づけるカヤックだ。

もしかすると吉野のスズキが根こそぎ釣れてしまうかもしれないじゃないか。

 

 

吉野川の河口にも近く、川幅も1kmあるので流れは先日の瀬戸内海よりも緩やか。

ホビーカヤックのドライブを使えば難もなく川を遡上していける。

橋脚という魚が付く1級ポイントをピンポイントで攻めれるなんて陸からルアーを投げていた頃から考えると贅沢が過ぎるね。

 

ちょうど朝の通勤時間帯で、橋の上には車はもちろん、歩きや自転車で行き交う人も多く見られた。

そんな見知らぬ人たちの日常生活の「真下」を、カヤックに乗ってロッドを振るという非日常感と、なんだかちょっとだけある背徳感(通勤・通学の真下で遊びまくるから)が楽しい。

 

少しだけ上流へ漕ぎ上げ、流れにドリフトさせながらゆっくりと橋脚に近づき、第1投。

流れが撚れている場所をルアーが通るとすぐにヒット。

が、外された。

また同じ場所にルアーを投げ入れるとまた反応があったが、乗らない。

セイゴクラスがたくさん群れている?

橋げた周りを打つので壊れないエコギアの6インチ・シングルフックだからかからないのかも。

 

吉野川だからもっと大きな個体がいるだろうと思い、次々と移動して橋脚の際へ投げ入れていくけれど今度はまったく反応がなくなってしまった。

大きな川だけれど流心はしっかりとあって、ベイトもその周りに付いている感じがした。

流心から離れた淀みの中にはあまり生命反応もない。

 

 

吉野川橋がだめだったのでひとつ下流の吉野川大橋まで移動。

潮が上がってきたせいか流れがもっと緩くなった。

流れに逆らいながらドライブを漕いでホバリング。橋脚の周りのポイントに留まり続ける。

瀬戸内海に続き、ここでもホビーカヤックの特性を発揮。

釣りという遊びに使う道具として本当によくできている。サイコー。

 

 

正午近くまでやってみたけれど遊んでくれてのは彼だけでした。

東日本にいるクロダイと何か違って見えるのだけれど、種類は別なんだろうか。

東京湾や伊豆のクロダイよりも口が、尖っている印象。

 

徳島の吉野川では自然と人の暮らしが混じったアーバンカヤックフィッシングができた。

伊豆だと街と構造物がある場所で釣りができる場所ないからね。

 

 

 

カヤックを車に積み込み、吉野川から近い「支那そば 三八」で四国の旅を締める。

 

 

ニッポン、カヤック釣り紀行。

【太平洋・高知編】

【瀬戸内海・愛媛編】

【吉野川・徳島編】

とシリーズ化してしまったので、このまま日本各地へ時間を見つけて出掛けていこう。

今回の四国では香川が抜けてしまったけれどまた次回。

香川はね、うどんを餌にカヤックから釣りをしたい。

 

来月の6月は、長期休暇のために1ヶ月ロッジモンドはお休みとなります。

あわせてカヤックフィッシングツアーも6月は予約停止となります。

カヤックフィッシングのツアー再開は7月1日から。

e-MTBツアーのみ、予約を受け付けていますのでツアーのご予約を希望の方はこちらからお申し込みください。

 

今年の6月は4人の子どもを釣れた家族全員で北海道で暮らします。

トレーラーにカヤックを積んで北の地を釣り歩くつもり。

ニッポン、カヤック釣り紀行。

続編をお楽しみに。

 

この記事を書いた人

松本潤一郎 junichiro matsumoto

株式会社 BASE TRES 代表
西伊豆の山を【まわす】BASE TRESのシャチョー。幼稚園を中退する輝かしい学歴からスタートし、中学はもちろん不登校。修学旅行の積立金を返してもらったお金でテントを買い、一人旅へ出掛けるようになり早々とメインストリームからドロップアウト。
17歳にはヒマラヤのトレイルを歩きはじめ、その後カラコルムやアンデスへ。南米大陸をオートバイで走りまわったあと西伊豆へ移住。ギターを弾いて飲み代を稼ぐのがライフワーク。

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