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ニッポン、カヤック釣り紀行 【瀬戸内海・愛媛編】

2021.5.2 / 松本潤一郎 /カヤックフィッシング

前回のニッポン、カヤック釣り紀行【太平洋・高知編】に続き、四国山脈を越えて瀬戸内海を目指す。

 

 

この折り重なる山々。

さっきまで海の上にカヤックで浮かんでいたのにこの山深さよ。

これぞ四国。

 

 

最近になって手に入れた旅クルマ。

20年前のSG5型フォレスターのターボMT。

以前、ジョージアのコーカサス山脈をバイクパッキングで走ったあとに首都トビリシでカジノで勝ち、潤沢になった旅資金を使ってレンタルした車がこいつだ。

 

 

こちらの旅の話もよかったら読んでみて欲しい。

山に海にダートにと快適に良く走り、狭い酷道が続く四国を走り周るのにはぴったり。

 

四国カルストを抜けて松山市まで降り、前日にGoogleマップの航空写真からカヤックを出せそうな海岸がある伊予北条の近くまでやってきた。

手頃なキャンプ場か海岸でテントを張ろうかとも考えたが、思いのほか海に面して市街地が続いていて手頃な場所が無い。

 

仕方がないので、いつもロッジモンドの集客に世話になっているBooking.comのアプリを開くと、1軒だけ空室がある手頃なホテルが出てきたので予約をクリック。

宿泊利用者の予約導線もそうだし、部屋提供している宿泊施設の管理画面も日本のOTA(楽天トラベルとかじゃらん)からすると素晴らしく使いやすい、世界のBooking.com。

特に楽天トラベルの宿側の管理画面なんてサイテー過ぎて、これが日本のIT企業とか言ってる時点で緩やかに滅んでいく国に生きているのだなぁと実感するんだ。

 

 

予約した宿からの眺めがとんでもなく良かった。

瀬戸内海に沈む夕日をテラスから眺められる。

その気になればこの部屋から釣りが出来そうなくらい、海に近い。

 

 

ベットに横たわりながら海が眺められる。

思いがけず素晴らしい宿を見つけてしまったのかと思ったが、ここ、ラブホテルだった。

フロントの隣に部屋を選ぶボタンがあったりちゃんとラブホ機能があるのだけれど、Booking.comでビジネスユース向けに部屋も売っているらしい。

施設の造りはいわゆるモーテルだから、フロントの目の前に駐車場があって使い勝手もとても良いし、チェックイン後も自由に外出もできると説明された。

ラブホだから基本的に「戦闘用」として用意されたベットなのでビジネスホテルよりもかなり広い。

なぜかわからないけれど生ビールもサービスで付いて来るし、食事も夕食も朝食も110円で付けられる。

 

 

 

もしかすると日本でいちばん景色の良いラブホかもしれないので皆さんぜひとも行って欲しい。

18歳未満は宿泊できないのでそこだけ注意ね。

 

 

朝5時に目が覚めて海へ。

小さな漁港と砂浜がある北条公園の近くからカヤックを出す。

 

 

海の上に漕ぎ出すと急にひんやりと冷たく感じる。水温をみると12.5℃しかない。

伊豆の海は真冬でもこんなに低くならないし、昨日までいた太平洋側の高知も18.5℃もあったので瀬戸内海って冷たいんだ。

水温が低くても魚探にはベイトも含めてたくさんの反応が見える。

しかし、潮の流れが速い!

 

知識として知っていたけれどこんなにも流れるのか…

潮まわりは小潮だったのに岬の東から西の方向へ音を立てながら潮が流れていく。まるで川の中に浮かんで釣りをしているようだ。

それでも岬の裏側に流れが淀む場所があって、地元の小さな漁船が何隻か浮かんで撒き餌釣りをしていた。

 

 

あまりにも潮が速いのでいったん砂浜に上陸して休憩。

瀬戸内海、穏やかなイメージとは裏腹にかなり手強いじゃないか!

手漕ぎのフィッシングカヤックやシットオンカヤックじゃあっと言う間に流されるだろうな…

 

岬の裏側は潮が淀んで釣りやすいけれど、撒き餌釣りの船が多いからジグには反応が薄そう。

コマセに沸いてる魚はジグに興味示さない事が多いので、ホームの西伊豆にいても船から離れてやった方が良いと思ってる。

東のまったく船がいない方から流れる潮にカヤックを乗せて、岬から延びる根周りの潮が当たる側を打ってみることにする。

 

潮の流れにカヤックを乗せ、根の周りに着いたらドライブを漕ぎ続けてホバリング。

うれしい、一発で食って来た。

 

 

 

潮に乗ってどんどん岬の方へ流れていくので、魚とやり取りしながら安全な場所までドライブを漕いで離脱。

自分の中の勝手なイメージで、瀬戸内海といえばマダイだった。その顔が見れて良かった。

本当はその土地の魚を食べてみたいのだけれど、一人旅だと消費できないのでカヤックの上にあげないで水の中でフックを外してリリース。

たくさん釣ったり大きな魚を釣るのが目的の旅じゃないので、この1匹で満足して1時間ほどで陸に戻る。

 

船だと座礁が怖くて近寄れない、陸からだとわずかに届かない場所。

そんな海の空白地帯を狙っていけるのもカヤックフィッシングの楽しみのひとつ。

しかし、伊豆を離れて知らない土地をカヤックで釣り歩くと、このフィンドライブのホビーカヤック・アウトバックに惚れ込んでいく。

今回の場所も手漕ぎのカヤックだと成り立たなかっただろうな。

ロッジモンドのカヤックフィッシングツアーはすべてホビーカヤックで揃えてるので、ツアーに参加してもらえれば伊豆のフィールドで実際に乗って体感できます。

 

さて、次の目的地は徳島。

今回の旅も終わりに近づいてきている。

 

ニッポン、カヤック釣り紀行【吉野川・徳島編】へ

つづく。

 

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この記事を書いた人

松本潤一郎 junichiro matsumoto

株式会社 BASE TRES 代表
西伊豆の山を【まわす】BASE TRESのシャチョー。幼稚園を中退する輝かしい学歴からスタートし、中学はもちろん不登校。修学旅行の積立金を返してもらったお金でテントを買い、一人旅へ出掛けるようになり早々とメインストリームからドロップアウト。
17歳にはヒマラヤのトレイルを歩きはじめ、その後カラコルムやアンデスへ。南米大陸をオートバイで走りまわったあと西伊豆へ移住。ギターを弾いて飲み代を稼ぐのがライフワーク。

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