MONDO TRIP #1 -ゲストハウスLAMP野尻湖-
2019.3.15 / /余白は意識をしないと作れない。
人ってそういう性質なんだとおもう。
そういえば母の作るお弁当は常にぎちぎちに詰まってた。
「どうしても詰めたくなっちゃうんだよね〜」と。
愛情弁当と言われればそうだけど、詰めるのが趣味とでもいうような様子だった。
余白は一見意味が無いように見えて、大事なものを際だたせるために必要なもの。
生活も、物事も、仕事も同じような気がする。
うっかりするといっぱいになって、余白が無くなる。
お弁当は全部詰まってても、それがひとつの完成形になるんだけどね。
私はどちらかというと切り替えは得意な方だと思うけど、
それでも有効な余白となると、ちょっと難しくなる。
のんびりしすぎると無駄な余白になるし、気を抜くとすぐいっぱいになる。
今回の旅は、有効な余白になったんじゃないかな?
“mondo”はラテン語で「世界」。
モンドの世界紀行、“モンドトリップ”では、モンドスタッフが訪れた旅先の様子をお届けしていきます。
モンドトリップ第1弾 野尻湖にあるゲストハウスLAMPへ
雪の降らない伊豆国にとって、雪国の景色はそれだけで魅力に溢れてる。
ゲストハウスLAMPとは、東京のWEB制作会社であるあのLIGが運営する宿泊施設。
「365日遊びの拠点」と謳っているとおり、ウィンタースポーツや湖でできるウォータースポーツのレッスン、さらに山菜採りやきのこ狩りツアーなどのアクティビティの提供も行っている。
伊豆から車を走らせること3時間。甲府で前泊の後、さらに3時間かけて野尻湖へ向かった。
「限られた環境の中に十分な選択肢があること」
私にはそれが豊かに思えた。
昔、友人が「幸せとは、選択肢があるということだ」と言ったのが、幼いながらに妙に心に残っていたのを思い出した。
暖冬の影響か、今年は雪が少なかったらしいが、白い景色に冷たい空気が異国の地。
たった6時間でこんなにも違うか!伊豆は桜に菜の花でもう春真っ盛りというのに。
雪に慣れていない伊豆の民は上手に遊びこなせず撃沈
LAMPでは、ランチ、ディナー営業もあり、それが十分すぎるほどのクオリティで提供されている。
静かに雪が降る中、暖かくて明るいこの宿の中で美味しいご飯と美味しいお酒で楽しい夜を過ごす。
今回はちょっと雪が少なかったのでその雰囲気はお預けだったのだけど、最高の夜になるであろうことが容易に想像できた。
最終日の出発前、新しくできたサウナを体験してみることにした。
【ついに完成】「The Sauna」が2月8日よりグランドオープン!本日より予約受付開始です【急げ!】
サウナについては
「サウナを広めたいから作った。と、サウナ担当の人が言っていた。」
と聞いて、
偏屈な心の私は、「会社のために、サウナを広めるキャラクターをやってるのだな」と思った。
それがサウナに入って少し話をしただけで、
その熱量はどうやら本物らしく、心の底から自分でやりたいことを作っているのがその純粋な目からビンビン伝わってきた。
手際よくサウナの暖炉に薪をくべ、
熱された石に水をかけて蒸気を充満させ、
そして私たちにもわかるようにサウナの説明を織り交ぜながら、
自然に会話をまわすその様子はまるで「バーテンダー」。
彼は自分で新しい仕事を作ったんだな、と思った。
帰りの車内ではみんなで手をクンクンかぎながら、
「サウナの香りがする…♥」と、しばらくサウナを楽しんで帰った。
帰りまで体験させるなんてずるい。
去年来たときには無かったサウナが野尻湖のランプにできてた。
サウナって苦しくなるのでちょっと苦手だったのだけどここのは薪サウナでもの凄く気持ち!
使っている薪ストーブもうちにあるモキ製作所のものだった。最高だからまた行こう。 https://t.co/3R64lkGzDd
— 松本潤一郎 / LODGE MONDO -聞土- (@basetres_jp) 2019年3月8日
やっぱり自分の目で見て、体験することの情報量にまさるものは無い。
百聞は一見にしかずだし、百見は一体験にしかず。
まぁでも、結局何が一番だったかって、
それぞれが思ってること発散して、
全部笑いでぶっ飛ばして、
しこたま飲んでスッキリして最高だったってこと。
消耗する旅じゃなくて、チャージする旅。
この余白にチャージしたエネルギーを使って、みんなでもっと面白いことをやろう。
ゲストハウスLAMP野尻湖
住所:〒389-1303 長野県上水内郡信濃町野尻379−2
TEL:026-258-2978
WEBサイト:https://lamp-guesthouse.com/
この記事を書いた人
神奈川県相模原市出身。東京で自転車イベントの企画制作会社を歴て結婚を機に下田に移住。現在は群馬県みなかみ町在住。 フリーのデザイナー、兼各地の賑やかし担当。 無駄を愛し、無駄を作り、無駄で世界を満たしたい。 日本パイ投げ協会パイ長。毎月8日は餃子の日。