今日の終わりと夜の始まりにシャンパンを。
2022.9.15 / /皆様こんにちは。ヘイマンです!
好評いただいております『サンセットカヤッククルージング』
マウンテンバイクガイドツアー『YAMABUSHI TRAIL TOUR』に遊びに来てくれた方々を連れて漕ぎ出してまいりました。
西伊豆の山中は、里に比べれば幾分涼しさを感じるもまだまだあっつい9月の初め。
搬送路が台風による土砂崩れと倒木で通行止めになるなど刺激的なハプニングがありながらも20kmほどのトレイルを駆け抜けました。
集合場所でもある港に戻り、いつもなら片付けとご挨拶をしてお別れする流れ。
で・す・が、今日はまだまだ遊びます!傾きかけた太陽を追って海へ漕ぎ出すのです!
今回の参加者は4名様、みなさんカヤックの操船経験はほとんどないとのことでしたので、安定感に優れた2人乗りのカヤックを2艇ご用意しました。
人もまばらになった16時の松崎海水浴場から、眼前に広がる駿河湾に向かってパドリング。
水深が大人の腰を越える辺りで、Hobie Kayak(ホビーカヤック)の特徴であるペダル推進システムMIRAGE DRIVE(ミラージュドライブ)を差し込まれた船は、手漕ぎのそれとは比べ物にならないほど軽快かつ力強く船は進みます。
直感的で分かりやすいラダー(舵)操作もすぐに覚え、みなさま縦横無尽に海を駆っておりました。
そしてほんの少し目を離した隙に、遥か遠くに引き離されます。
これほどスイスイと進む船は、止まっていることの方が難しいのです。
日中のトレイルライドが影響してか、足がつってテディベア状態になっていた方もいました。
が、それでも安心なのが2人乗り艇、休憩して回復を待つ間も船は歩みを止めません。
沈む太陽を正面に捉え、その眩しさに目を細めながらも、視界いっぱいに広がる輝く水面を眺めていました。
釣りをするわけでもないのに積んできたクーラーボックスに忍ばせた、しっかり冷やしたシャンパン(微アルコール)を取り出し乾杯の準備を整えます。
船からサーブされる新鮮さに心躍り、本格的な味わいの微アルコールシャンパンに驚きました。
太陽が沈むにつれ境界が曖昧になっていく空と海を見ながら、生命のリズムとも言うべき波に揺られながら揺蕩う時間は素晴らしいものでした。
このまま、あの太陽が海に沈み切るまで見届けたい。
誰もがそう思っていたと思いますが、安全に岸に帰るまでがカヤッククルージング。
くるりと方向転換して浜辺を目指します。
夕日に照らされた、伊豆半島を象徴する急峻な山々の美しさ。
振り返れば先刻よりも低くなった太陽と、それに合わせて移り変わる空模様。
そんな今日の終わりに海の上でいただくシャンパンは忘れられない味となりました。
このサンセットカヤッククルージングの他にも、カヤックフィッシング、e-マウンテンバイクツアー、森の焚き火とハイクツアーなど、海と山のアクティビティをご用意しています。
どれも降り注ぐ太陽のもと行うガッツリアクティビティとなっています。
今回ご紹介したサンセットカヤッククルージングは最もメロウなツアー。
たっぷり遊んだ今日の終わりと、これから始まる夜の狭間でのんびりグラスを傾けてみませんか?
この記事を書いた人
マウンテンバイクガイド/イラストレーター
松崎町生まれの純血伊豆ローカル。インドア派で頑なに心と身体を閉ざしていたころとは打って変わり、現在は山を切り開いてトレイルを作り、マウンテンバイクのガイドとして西伊豆の山中を駆け回る日々を過ごしているシャチク。一方で『彫刻家のじっちゃん』の名にかけて、イラスト・グラフィック等の小手先に本領を発揮中。几帳面な性格を活かし、代表の松本に足りない部分を補っていると《自負》している。