振る舞え、薪料理!〜ウッドボイラー体験会〜
2022.5.17 / /イベント皆様お疲れ様です、ヘイマンです!
先日開催した『ウッドボイラー体験会』
当日は50名を超える方々にご参加いただき、導入から稼働に至るまでのコストや仕組みをメーカー顔負けにプレゼンさせていただきました。
私はというと、薪確保の苦労話をしながら皆様に薪料理を振る舞うべくウッドボイラーと厨房を行ったり来たりしていました。
容量500ℓを誇り、人ひとりを折りたたんで入れられるほど大きな燃焼室で薪を燃やし、
上部に備わった容量450ℓのタンクの中のお湯を温め、20m分をギュッとしたコイル状の熱交換器を経て館内に給湯する仕組みのATOウッドボイラー。
エネルギーの自給や燃料代の削減、薪確保に伴う森林環境の改善などなど数々のメリットがありますが、中でも私に最も響いたのが薪料理です。
タンクの温度が70°を超えれば安定した給湯が行えます。その頃には燃え盛る薪たちも一旦落ち着いて、タタラバを彷彿とさせる真っ赤な熾火が出来上がります。
そんな熾火たちを平らにならして五徳を並べ、食材の入ったダッチオーブンを徐に乗せたら後は呑みながら待つだけ。
キッチリ時間を測る必要などなく、そろそろかなと覗いてみればすっかり出来上がっていたりまだまだだったり。
時々熾火を寄せたり遠のけたりしながらもう一本ビールを空けましょう。
そんな風にまったり過ごしていれば、食材たちは驚くほど美味しい薪料理に変身します。
当日の献立は地元の食材を使ったパエリアを皮切りに、焼津の魚屋さんが差し入れしてくれたマグロの頭まるごと、地元の猟師さんから頂いた鹿のロースともも肉、ダッチオーブン丸ごとロールキャベツ。
初陣を飾ったパエリア。お米がしっかり立って美味。
海と山の共演。絵面が強すぎですね笑
ロールキャベツの中身は猪と豚のミックス。
中まで優しくしっかり火が入ります。
持ち寄った食材で、生で食べられない物はとりあえずぶっ込めば良しという気軽さが最大の魅力ですね。
そして何より給湯の『ついで』に出来てしまうところが素晴らしいです。
薪割り・火おこし体験、焚き火、調理、給湯と、マルチに活躍するウッドボイラー。
これからもまだまだ可能性を探っていきたいと思います!
以上、ただの飯テロ記事になってしまいましたが、『ウッドボイラー体験会』のレポートでした。
この記事を書いた人
マウンテンバイクガイド/イラストレーター
松崎町生まれの純血伊豆ローカル。インドア派で頑なに心と身体を閉ざしていたころとは打って変わり、現在は山を切り開いてトレイルを作り、マウンテンバイクのガイドとして西伊豆の山中を駆け回る日々を過ごしているシャチク。一方で『彫刻家のじっちゃん』の名にかけて、イラスト・グラフィック等の小手先に本領を発揮中。几帳面な性格を活かし、代表の松本に足りない部分を補っていると《自負》している。