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伊豆に移住した都民meetsアクティビティ‐カヤック編

2022.10.15 / michi /

カヤック。

 

正直に申し上げます。

ここに来るまでカヤックとカヌーの違い、知りませんでした。

パドルとオールの違いすら。

 

何なら、ボートとカヌーすら区別していなかった節は否めません。

要は近海や湖面など、割と近しい水域へアクセスするための人力手段ですよね、と。

 

ちなみに、サーフィンはたしなんでおりました流れから、

昨今話題のSUPなるスタンドアップパドルボードでしょうか、

こちらについては、以前に試したことがありました。

 

そんな状況で代表松本氏に出会い、

 

「足漕ぎのカヤックが最高なんだよー

いや、もう、釣りに最適なんだよー」

 

もちろん、頭の中はクエスチョンでいっぱいで、

相当にキョトンとした顔で受け止めていたものと、今となっては思われます。

 

 

 

しかし季節は巡り、そんな僕にも初体験が訪れ、

やがてそんなカヤックのガイドスタッフとして、

代表と共にイベント出店に帯同し、

地方テレビのニュースに取り上げられてしまう始末です。

 

これはカヤックの記事を書かねばなりますまい。

 

幸いなことにカヌーとカヤックの違いも分からなかったくらいですから、

先入観なくカヤックと接し、感動することができました。

HOBIE(ホビー)カヤックというその足漕ぎカヤックは、

僕の目から鱗を何枚落としてくれたことやら。

 

サーフボードにも引けを取らない海面との近さ。

ともすると、ずんぐりに見えてしまうボディから生まれる抜群の安定感。

その割に、まるで水面を滑るかのような推進性能。

 

しかし一番の驚きは、足漕ぎですから当たり前なのですが、

両手が自由であることの解放感でした。

 

後に、釣りありきでこのカヤックが開発されたことを聞きましたが、

たしかに水上でこの両手の解放感(手持ち無沙汰⁉)を味わったならば、

孫へのプレゼントに追われるおばあちゃんでない限り、

おそらくは編み物ではなく「釣り…してみよっかな…」

 

って、なるわー。

 

もちろん、

大海原での編み物もそれはそれで最高でしょう(?)し、

双眼鏡を手に船長を気取るも良し、

ハンズフリーに進めることの恩恵たるや、

ワクワクさせてくれるところから始まっておるのですねと。

 

足漕ぎで進むカヤックの機構にも色々あるそうですが、

ホビーが採用しているのは、ペンギンのひれに着想を得たというフィン方式。

水中を飛ぶとも表現される、あの皇帝さまの受け売りだけあって、

ドライブと呼ばれるその機構は、多少の波風があろうと海面をスムーズに進むことを許してくれます。

 

 

語るも涙、

釣りに関してはまだ目立った戦績を残せていない僕ですから、

 

海中に飛び込んで再び乗り込むことも可能な安定性ゆえ、

透明度抜群の伊豆の海へシュノーケリング道具を積み込んで漕ぎ出したり、

陸地からアクセスできないビーチに上陸できちゃったりと、

 

釣りを棚に上げても魅力的なツールだという点、

そこだけは強くお伝えさせていただきたい。

そう思うのです。

 

夕日が海に沈むという、地の利をこのカヤックで生かすべく、

今年から始めたサンセットクルージング。

 

刻一刻と表情を変えていく海と空、はざまを流れるそよ風と静寂。

人生観さえ揺らぐような時間をサーフボードで楽しむのが好きでしたが、

このホビーカヤック、敷居の低さと共有性の高さは抜群だと感じます。

 

 

技術やセンスを問うことはなく、

腕の3倍あるという足の筋肉量のおかげもあり、

体力に自信がない方でも瞬間を共有できる。

これは価値ある体験だよなと思うのです。

 

人生は旅のようなもの

 

どこかで聞きましたが、

移住して良かったことの一つは出会い。

人は当然ながら、新たなモノや、

自分に湧く新たな角度からの見え方、感じ方も。

 

では、旅して出会いにときめく皆様の姿を、

海上でお見かけできる日を楽しみに。

 

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