Lodge Mondo 製作物語2
2018.9.21 / /2部屋あるドミトリーの床貼り、塗装、仕上げまでを終え、ダイニングの床貼りに着手し始めました。
ドミトリー同様、カーペットを剥がし枠板を取っ払い下準備。面積はドミ2部屋分とちょっとといったところでしょうか。
むき出しになったベニヤ地の上に、これまた前回同様一枚一枚受注生産で板を切り出していきます。
それにしても暑かった。夏の最高気温が31℃ほどの比較的涼しい西伊豆も34℃近くを記録しました。
タープを張れど尚も汗は流れ続け、2Lの水は半日で無くなりました。
作業も佳境。残すは部屋の中心部分のみとなり、
作業開始から4日目、ついに貼り終えることができました。この日は麦酒をいただきまして、ふたり静かに乾杯。
さて次は二段ベッドの塗装です。既存のトップコートの剥離を終え、ひじきの如く広げられたパーツをステインで着色していきます。
ここまでくれば手馴れたもの。半日ほどで全てを塗り終え組み立てへ。
鮮やかな配色ながら、木目のおかげで絶妙に落ち着いた空間に仕上がりました。
真っ白な壁のアクセントにヤマザクラを一枚。(ほんとは穴隠し)
2階にある個室にも寝具が入り受け入れ準備が完了。
そこから続々と備品が到着。空き家から『宿』へと変貌を遂げていきます。
意外と知らない『源泉掛け流し』の浴場。代表の松本の強すぎる希望で桶と椅子はケロリン。
ダイニングの床塗装も完了。青と緑が混ざり合った海色に仕上がりました。
お次はこの殺風景な壁にうねりのある広葉樹の板を貼っていきます。(何言ってるか分かんなくて大丈夫です)
先ずは下準備。壁に使われていたのが石膏ボードだったためビスが効きません。
よって広葉樹を貼るための下地になるベニヤを貼ることに。
しかし前述の通り無闇にビスを打っても止まらない。
ので下地のベニヤを貼るための骨になる材の入っている箇所を探します。
図面とにらめっこしながらなんとか墨出し。
そいつをもとに下地用のベニヤを打ち付けて準備完了。手間かけさせやがって。
そしてここからは僕(A型)はお役御免。「几帳面な奴らにはこの仕事はできない」と宣う代表の松本が電動ドライバーを片手に入場です。
僕らはというと、松本の指定する長さに板を切り落とし、表面を磨き彼の元に届け、なんか違うと突き返され、また届けてを繰り返していました。
迷う前に貼るスタイルでみるみる板が貼られていきます。
加工チームも大忙し。そして2日間で壁が完成。
西伊豆の象徴である山と海を体現したかのような空間に仕上がりました。
絶賛プレオープン中なロッジモンド、料金は下記の通りです。
この記事を書いた人

マウンテンバイクガイド/イラストレーター
松崎町生まれの純血伊豆ローカル。インドア派で頑なに心と身体を閉ざしていたころとは打って変わり、現在は山を切り開いてトレイルを作り、マウンテンバイクのガイドとして西伊豆の山中を駆け回る日々を過ごしているシャチク。一方で『彫刻家のじっちゃん』の名にかけて、イラスト・グラフィック等の小手先に本領を発揮中。几帳面な性格を活かし、代表の松本に足りない部分を補っていると《自負》している。