伊豆に移住した都民meets古民家 その四 ーMay the KOMERI be with youー
2023.3.18 / /永遠に続くかと思うような冬でしたが、春の兆しが見えるようになりました。
結論から申し上げますと何とか無事、生きて古民家での冬を乗り切れそうです。
ありがとうございます。
室内での服装が、外とさして変わらぬ厚着でなくては生き残れなかったのも事実で、
来年に向けて課題は残る冬となりました。
…が、前回の記事に書かせていただいた「土間生活」の件同様、
「家の中ではダウンを脱がなくてはいけないと誰が決めたんだ?」
湧き上がる疑問の答えの見つけ方によっては、
課題でもなくなる可能性すら秘めた年明けを、
屋内ながらなぜか風速を肌で感じられる室内で迎えたのでした。
しかしながら、来年の冬に対し武装をより強化して臨むことに異議は全くありません。
どれほどの木材がどれほどのスピードで薪ストーブに消費されるのかも体験しましたし、
薪ストーブの保温性を高めることで燃焼効率が上がることなど様々、
リアルに肌身にしみる体験として経験させていただきました。
今年は暇を見つけては丸太と格闘し薪棚をうず高く積み上げましょう運動、
つまりは薪活に早い段階から取り組むことでしょう。
冬に湯水のように薪を使いたければ、どうやら真夏から汗水流して準備するほかはないようです。
となれば少しでも労力を減らし少しでもダウンの登板機会を抑えるためにも、
暖房方法にも抜本的な改革、テコ入れが必要でしょう。
薪の消費は少ないのに、お部屋はポカポカ。ああ、それ素敵。
伊豆に移住して来て間もない頃、正直まだ迷いがありました。
「移住先として伊豆が良いのか?」と。
迷いを払拭することになるのかより混迷を極めることになるのか、
もちろん見当も付かぬまま僕たちは2,800キロの弾丸車中泊ツアーを決行しました。
迷いが払拭されたのでこうしてお目にかかれているのですが、
旅の思い出よりも濃く、一つの思いが刻まれたのです。
この界隈を含め多くのカントリー気候の風土では、
スタバやマック含め色々なチェーン店をお見かけしないゾーンも多いかと思うのですが。
コメリに関しては「あっ、ここにも…えっ、ここにも」の感覚が植え付けられたのです。
その後に古民家と出会い試行錯誤を繰り返す日々において、
コメリは必要な資材や道具などを揃えるのに一役買ってくれています。
いや、語弊があるかもしれません。むしろコメリにあるもので挑戦してきました。
資金も資材も技術も知識も情報までもが限られた僕でも、
何とかこうしてやってますよとお伝えしたい想いに、
「そうね、しかもどこでもできると思うよ」
と後押ししてくれるんじゃないかと思えるからです。
というわけで今回の暖房もコメリで揃えた薪ストーブだったのですが、
いかんせん低価格帯のモノだけに、耐久性と保温性に難を感じており代替案を模索中なのであります。
ときに数十倍の価格がするような高級ストーブに手を出す方が長期的にみれば価値ある決断なのか、
低価格ストーブにアレンジを加え使い方の工夫次第では難点を補い価格以上の価値を生みだせるのか。
悩むところではありますがこんな時にも、
僕の中のマンダロリアンは、こうささやき続けるのです。
「コメリと共にあれ」
そしてそれが、
「我らの道」だと。